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足の長さが違う気がする。脚長差の原因・測り方・相談先

本人と家族のために / 足のこと企画・編集:シュポーン株式会社

立つと片側だけ高さが違う。歩くと体が傾く気がする。家族から「足の長さが違うのでは」と言われた。脚長差が気になるときは、まず何が違うのかを確かめるところから始めましょう。

この記事は一般的な情報をまとめたもので、個別の診断や治療方法を示すものではありません。体の状態やケアの方法は、担当の医療者にご相談ください。

脚長差とは?靴のサイズの左右差とは別のこと。

脚長差(きゃくちょうさ)は、左右の脚の長さに差があることです。 靴を選ぶときの、かかとからつま先までの「足のサイズ」の違いとは区別して考えます。

骨の長さに差がある場合だけでなく、姿勢や関節の位置関係などが、高さの違いや左右差の感じ方に関係する場合もあります。生まれつきの違い、けがや手術の後など、背景も一つではありません。[1][2]

「片方が短く感じる」という感覚は、相談する価値のある情報です。ただ、その感覚だけで、短い側や差の大きさを確定することはできません。骨の長さ、関節の状態、立ち方・歩き方を分けて見てもらうことが大切です。

家で測った数字だけで、高さを足さない。

医療機関では、診察での測定や、立った状態の画像検査などを用いて評価します。たとえば足の下にブロックを置いて確認する方法や、立位の脚全体のX線検査があります。どの検査が必要かは医師が判断します。[1]

写真を左右に並べる、寝た状態でかかとをそろえる、メジャーで測る。こうした家庭での見た目や数値だけで、補う高さを決めないでください。測る場所や姿勢がそろっていないと、「何の差を測った数字か」が分かりにくくなります。

受診前に準備するなら、無理に正確な長さを出そうとするより、違和感が出る場面をメモする方が相談に役立ちます。家庭で何か測った場合は、その数字を結論にせず、どう測ったかも一緒に伝えましょう。

何科へ行けばよい?伝えたいのは、いつから・どんなとき。

脚の長さの違いが気になるときは、整形外科が相談先の一つです。手術後に気づいた場合は、まず手術を受けた医療機関へ。脳卒中などでリハビリ中なら、主治医や担当者にも、歩くときの違和感として伝えてください。

受診前のメモ
いつ気づいたか/けがや手術の前後で変わったか/立つときか歩くときか/裸足と靴で違うか/痛む場所/使っている靴・中敷き・装具/転びそうになった場面。

診察では、「右が短いはずです」と結論から伝えるより、「右側で立つとこう感じます」と、感じたことを具体的に話してみてください。

転倒やけがの後に急に体重をかけられなくなった、強い痛みがある場合は、靴や中敷きだけで調整せず、早めに医療機関へ相談してください。

腰痛やつまずきの原因は、脚長差だけとは限らない。

左右差が気になると、腰の痛みや歩きにくさも、すべてそこから来ているように感じるかもしれません。ただ、症状と脚長差がどのように関係するかは個別に確認する必要があります。差が見つかったことと、困りごとの原因が確定したことは同じではありません。

「何mmなら必ず治療」「痛みがなければ必ず放置でよい」と、一つの数字だけで判断するものでもありません。原因や症状に応じて、経過をみる、リハビリや靴・中敷きなどを検討する、といった対応が選ばれます。[2]

家族ができることは、姿勢を無理にそろえることより、本人がどの場面で困るのかを一緒に整理することです。見た目の左右対称さだけを目標にせず、痛みや歩きやすさ、暮らしの中の困りごとを相談の中心に置きましょう。

進み心地は、脚長差の補正とは目的が異なる。

進み心地の片足アップタイプには、片方の踵に約5mmの高さを設けた設計があります。基本的に高い方を履くのは健常側、つまり麻痺などのない側です。地面についた足を高くすることで、反対の足を振り出すときに地面へ引っかかりにくくすることを考えています。[3]

これは、診断された脚長差に合わせて、短い側を補正することを目的とした説明ではありません。 「5mmの脚長差があるから、この靴下で合う」とは判断できません。また、重心移動を促すことを機能として説明している商品でもありません。

脚長差や装具の調整を受けている方は、現在の調整との関係を担当者に確認してください。進み心地の設計については、別の記事で、地面についている足と振り出す足の関係から説明しています。

気になること

足の長さが違う気がします。家族に測ってもらえば分かりますか?

家庭での見た目や測定だけでは、骨の長さの差なのか、姿勢や関節の状態が関係するのかを判断できません。違和感が出る場面を記録して、医療機関で相談してください。

脚長差があると、必ず腰痛になりますか?

必ず起きるとは言えません。また、腰痛があることだけで脚長差が原因とは判断できません。痛む場所や経過も含めて評価してもらう必要があります。

インソールを重ねて左右をそろえてよいですか?

自己判断で高さを足す前に、左右差の原因と調整の必要性を確認してください。必要な高さだけでなく、靴の中の収まりや現在の装具との関係も考える必要があります。

進み心地の高い方を、短く感じる足に履けばよいですか?

商品の片足アップタイプは、そのような判断で左右を決めるものではありません。基本の設計は健常側を高くする考え方です。脚長差の補正が必要な場合は、その目的に合う調整方法を医療者へ相談してください。

参考情報・出典

  1. Hospital for Special Surgery「Leg Length Discrepancy」
  2. Dorset HealthCare University NHS Foundation Trust「Leg length discrepancy」
  3. シュポーン株式会社「進み心地 — 商品案内」

外部資料の確認日:2026年10月2日。海外の医療機関の資料は一般的な状態・ケアの理解のために参照しています。特定の器具の使用手順・使用時間を、本商品へ転用するものではありません。商品の説明はシュポーンの現行商品案内に基づき、医療機関が本商品を評価・推奨したことを示すものではありません。