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片麻痺で歩くとき、足が引っかかる。足元を見直すときの確認点

足元を見直す企画・編集:シュポーン株式会社

歩くときに足が引っかかる。その理由を、靴下や靴の一つに決めつける前に、「いつ、どんな条件で起こるか」を分けてみましょう。体の動き、靴・装具の適合、歩く場所を一緒に見直すと、専門家へ相談するときにも、商品の違いを考えるときにも役立ちます。

進み心地の足元イメージ。違いをわかりやすく表現するため踵に色をつけています。実際の商品は黒色です。
進み心地の足元イメージ。違いをわかりやすく表現するため踵に色をつけています。実際の商品は黒色です。

「引っかかる」にも、いくつかの場面がある。

平らな床でつま先が触れる。段差で足が上がりきらない。方向を変えたときに靴先が残る。同じ「引っかかる」という言葉でも、起こっている場面は違います。

足先を持ち上げにくい状態は、つまずきにつながる要因の一つです。NHSの解説でも、その原因は複数あるとされています。[1] 片麻痺のある方の歩行についても、足首だけでなく、体を支える動きや靴・装具との関係を含めて確認する必要があります。

この記事は、原因を自己診断するためのものではありません。「こういう条件で起こる」という情報を整理し、担当の医療者と話しやすくするための確認点をまとめています。

まず、起こる条件を短くメモする。

安全に普段の生活を振り返れる範囲で、次の項目を書き出してみてください。引っかかる場面を再現するために、危ない動きを繰り返す必要はありません。

項目メモの例
場所家の廊下、玄関の段差、外の歩道など。
動き歩き始め、まっすぐ歩くとき、方向を変えるときなど。
足元どの靴・靴下・装具を使っていたか。
時間や変化使い始めからか、途中からか。最近、道具を替えたか。

たとえば「外だと引っかかる」だけでなく、「いつもの靴と装具で、歩道の段差を越えるとき」と伝える。少し具体的にするだけでも、次に確認することが絞りやすくなります。これは記録の例であり、特定の原因を示すものではありません。

靴・靴下・装具は、組み合わせで見る。

履きやすい靴でも、靴下の厚みや装具との組み合わせが変われば、足の収まり方も変わることがあります。靴下だけ、靴だけを別々に見て「サイズは合っている」と判断しないことが大切です。

  • 踵が靴の中で浮いたり、足が前へずれたりしていないか。
  • 靴下に大きなしわが寄ったまま履いていないか。
  • つま先や甲など、一部に強い圧迫がないか。
  • 装具や中敷きを使っている場合、以前と違う組み合わせになっていないか。

気になる点は、靴と装具を一緒に持参して相談すると説明しやすくなります。高さを変える中敷きを重ねる、装具を削るなどの調整を、自己判断で進めることは避けてください。

床と動線も、道具と同じくらい大切。

体に合わせた道具を考えるのと同時に、歩く場所にも目を向けます。NHSの足先を持ち上げにくい状態に関する案内では、床の障害物や照明などの環境を見直すことも挙げられています。[1]

よく通る場所にコードが出ていないか、敷物の端がめくれていないか、暗くて段差を捉えにくい場所はないか。普段の動線を、家族や支援者と確認してみましょう。必要な手すりや移動方法などは、住環境を確認できる専門家に相談できます。

一つの商品だけで、歩行や環境のすべてを解決することはできません。道具を選ぶことと、使う場所を整えることは、並行して考えたいことです。

進み心地は、支える側の足から考えた靴下。

進み心地の片足アップタイプは、健常側の踵に約5mmの高さを設け、反対の足を振り出すときの地面との引っかかりにくさを考えた設計です。動かしにくい足を直接引き上げる機構や、装具の代わりとなるものではありません。

構造に関心がある場合も、今使っている靴や装具との組み合わせ、皮膚の状態、自分の歩き方に合うかを確認してください。商品を替えることだけを先に決めず、普段気になっている場面を整理した上で相談することをおすすめします。

これまでと違う急な歩きにくさや症状が出た場合は、商品選びの記事で様子を見ず、医療機関へ相談してください。新しい変化と、日常的な道具の見直しは分けて考えます。

気になること

足が引っかかるのは、靴が原因ですか?

靴だけが原因とは限りません。体の状態、歩く動作、装具、床面など複数の要因を確認します。起こる条件をまとめ、担当の医療者へ相談してください。

自宅では大丈夫なら、外でも同じように使えますか?

床面や段差、靴を履く条件が変わるため、同じとは限りません。安全に確認できる方法を、必要に応じて医療者や支援者と相談してください。

進み心地を履けば、つまずきや転倒を防げますか?

つまずきや転倒の予防を保証するものではありません。商品の設計意図と、実際に自分へ適合するかは分けて確認してください。

参考情報・出典

  1. NHS「Foot drop」

外部資料の確認日:2026年10月2日。一般的なケアに関する参考情報と、本商品の仕様・性能は区別して記載しています。商品固有の情報は、シュポーンの現行商品案内・取扱表示に基づきます。